人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

母から女になる

だんだんと窮屈になりストレスを抱えた生活は間もなく終わりを迎えた。



新しい住まいを父が見つけてくれて、家具なども一式揃えてくれたようだ。


父なりに出来る事はやってあげようという気持ちだったと思います。



姉は自分の意思ではないような言動が増え少し人が変わったように見えた。


何でもテキパキ行動して無駄な動きがないぐらいの完璧さ。



元々の姉は割とめんどくさがりで、やってくれるなら誰かやってみたいな感じ。



まぁでもこれからシングルマザーになって3人の子を育てていかなければならないんだし、そんぐらいじゃなきゃ困るか。


姉なりに覚悟を決めて選んだ道だし、責任感持ってやってもらわなきゃね。



そしてアパートでの4人の生活が始まり、私も出来る事はサポートした。





でもすぐに異変。





姉の家に行く前に確認したい事があって朝8時頃メールを送ったが返ってこない。


電話をしてみたらずっと通話中。



2時間待っても同じ状態だったのでとりあえず行ってみた。



電話してる姉。


パジャマ姿でお腹をすかせて座っている子供たち。



ジェスチャーで“ごめん”ってやっているが悪びれている感じがない。



私がとりあえずご飯を作って食べさせた。



子供たちにママずっとあんな感じなの?と聞くと頷いていた。



結局ずっと電話してて終わりそうもないので、昼頃子供たちを連れて実家に行った。



結局姉が実家に顔を出しにしたのは夕方。





本当に何がしたいのだろうか・・・





一番子供達の心を大事にしてあげなければならない時に男と電話ばかり。



この先こんな日々がずっと続くとしたら姉に対しての態度が変わってしまいそう。



どうしても理解しがたい姉の姿でした。