人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

止まらない衝動

裁判もせず示談で話が済み、子供は3人とも姉が引き取った。



住む家が決まるまではとりあえず実家に居候。



この時ちょうど私も実家に居たので一家10人での生活が始まった。



複雑な気持ちながら、息子にとっては賑やかになって嬉しかったと思います。


毎日一緒に居て遊んでくれて私も助かったのは事実。



その日から何週間か一緒に過ごしましたが、姉の行動にだんだん呆れてきます・・・



みんな朝ごはんを食べるのに1階に集まっているのになかなか下りてこない。



見に行くと電話していて



“ちょっと待って”



とジェスチャーしている。



先に食べ始めるがまだ下りてこない。



みんなが食べ終わった頃にやっと降りてきた。



母が姉用にまたご飯を温め直している。



そんな生活が毎日のように続いた。



あなたが離婚してやりたかった事は電話ですか?



子供たちの気持ちになって考えた事がありますか?



その電話より大事な事先にやらなきゃいけない事あるよね?




私がイラッとしたと同時に母も怒っていました。



母が言って少しは控えるようになったけど、手にはずっと携帯を持ったまま。



私はこの辺りから姉の事を見る目が変わっていたかもしれません。