人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

悪魔の手口②

良介さんのおもてなしにみんな大満足で帰って来る。



それはそれで感謝したし、嬉しそうに土産話をしている家族の顔を見て私も嬉しかった。



それにきっかけがないとなかなか行けなかったり子供たちにも会えなかったりするのでありがたいとも思った。



最初の頃は私たちにもお土産を買って持たせてくれてたりしたのでどこまでも完璧ですごい人だと思った。



黒い闇が迫っているとも知らず・・・




それは何日か後にやってきたおばけ




「旅行言った時さ、私たちには言わなかったけど〇〇万円かかってたみたい。急遽あそこであれしたしあそこであれも買ったから予算オーバーしてたみたいで良介困ってたんだよね。」



でも親とかもいたれりつくせりだったのに一円も出してないという後ろめたさもある。



「良君に悪い事しちゃったね。いくらぐらい出せばいいかな?」



親がそう言うと



「〇十万ぐらいかな。」



え??


なんでそんなに?



「来てもらうだけでもありがたいので一円も出させません!全部俺に任せて下さい!」



なんてカッコつけて言ってなかった?



後で請求するとかちょーダサイんですけどーwww



見栄なんて張らずに最初から折半すりゃー良かったじゃんw


こっちも全然出す気あったんだしね。



もうその手の詐欺に3人もあってるから確信犯ですよねw


そしてオマエら絶対共犯だろw



つかそれなんていう名前の詐欺ですか?



天国からの地獄詐欺?


結局自腹旅行詐欺?



いやネーミングなんてどーでもいいわw



旅行の予定綿密に立ててたけどそこまでが全て計画だったんでしょw



まぁそれよりはお金使わせてるとは思うけど、こちらの精神的苦痛の代償を考えたら屁でもない!



最終的に家族合わせて総額百万円近くお支払いしましたとさ。




クソがッ!!!