人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

悪魔の手口①

これはみんな共通している事なのですが。



まず遊びにおいでとお声がかかる。



「毎日頑張ってるんだしたまには息抜きしなきゃ!」



「子供たちも会いたがってる。久しぶりに顔見たいでしょ!」



「最近○〇が新しく出来てすごくいい所だから連れて行きたい!」



「〇〇好きなら絶対あそこは行っておくべき!」



「ここでしか食べれない〇〇は死ぬまでに一回でも食べなきゃ損!」



など。


甘い言葉で誘い出し、こっちが首を縦に振るまで延々と言ってくる。



どこかの記事でも書きましたが、良介さんはおもてなしが大好きなんです。



なので相手に喜んでもらいたい一心でこちらの迷惑を考えず色んな物を送ってきたりするし、誰かが行くと決まれば行き先からホテルからおすすめグルメや観光スポットなどを入念に知らべ、さらにはタイムスケジュールまで細かく決めて完璧に計画をする。



めんどくさがりでどちらかというと行き当たりばったりな私からすると素直に尊敬します。



実際もてなされた家族もみんな満足していたのは確かなのですごいと思います。



そこで忘れちゃならないのは


コインたちお金事情札束です。



旅費って結構かかるしその辺も気軽には行くと言えない一つの理由でもあるんですが。




しかも有名なホテルやレストランやテーマパークなども予定に組み込まれているからウン十万×6人分とかなのでかなりかかるでしょうね。



「たまには贅沢に自由に楽しんでほしいから、その辺は気にしないでくださいよ!」



そこまでしてくれてそう言ってくれて、それでも行かないとは言いづらくなる。



それでお言葉に甘えて行くこととする。




ここまでなら本当にありがたくてとてもいい話なのですが・・・



それなら悪魔とは呼びません。



このあと必ずやってくれますから。



【つづく】