人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

悪魔のしつけ①

①男らしくない


良介さんからしたら男のくせに甘え過ぎであり得ないと。
姉も同調してそーなのよ家族が甘やかしてきたから的な。


そして長男はプールが苦手で顔を水につける事も出来なかった。


それを克服すべく度胸もつくからとかで海水浴に行った時に、泳げない長男を高い所から突き落としたそう。


それで見事に飛んで着水。


はたまたプールでけっこう急な滑り台に一人で何度も行かせたり。


姉「もう怖がらず泳げるようにもなったよー!
良介のおかげで!」


と姉からの連絡。


は?
頭大丈夫か?
それで男らしくなれるって?


感覚がわからない。


長男は外見も色白で髪が栗色のサラサラでとても可愛らしい感じだった。
話し方もおっとりと優しい口調だった。


それは自分の生まれ持った物であるのに、それすらも女々しくて気持ち悪いと嫌がった。


男は見た目からなめられないように誰にも負けないぐらいじゃなきゃダメだ!!


という良介師匠の教えの元、筋トレをさせて体を鍛えさせたり髪の毛をモヒカンみたくされたり。


とてもじゃないけど小学生にさせるようなことではないと思いました。