人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

口実だらけの初対面

子供の事で聞きたい事があって連絡をした。


出ない。
折り返しもない。


どうでもいい事じゃないのでしつこく連絡するも無視。
あんなに携帯いじってるんだから気付かない事ないだろ。


かなり経ってから電話じゃなくてメールがきた。


「〇〇に居て☆☆してたのー!あれ□□だって知ってた?」


え。
そんな事聞きたくて連絡してた訳じゃないんだけど。


夢見心地ですか真顔


もう独身気分満喫しすぎやろ!
もう疲れますわ。
話にならんから明日帰って来るしとりあえず用件もこっちでどうにかするわ。


そして翌日。


「なんか運休出てるみたいで時間間に合わなそうだからもう一泊こっちに居てもいい?」


なんか嫌な予感してたのが当たった。


今まで色々裏切られすぎてなんか変な感覚が覚醒した。


でもさーど平日だよ?


幼稚園組の弁当作って長男の学校行かせて、帰って来たら習い事の送り迎え・・・


せめてお願いしますとかごめんねとか言えよ。


「なんか偶然にも何十年に一度の〇〇みたい!写真撮れたら送るねー!」


いらねーわ!
むしろそれがあるから無理やり口実作ったんだろーよ!
だいたいお前らの考える事ぐらいわかるわ!


偉そうな事言って子供たち引き取って母親ぶってたけど、そんなんなら全て捨ててその男のとこ行けや!
一生帰ってくんなよ!


ホント腹立つわー!


私たちの気持ちとは裏腹にスッキリしたテンションの高い姉が翌日の最後の便で帰ってきた。


名残惜しさ満載だなしかし。


手にはバカほどな量のお土産を抱えて。


それでフェアになると思うなよ。