人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

いわゆるDVモラ男

今までは姉の周りの人が被害者になっていたのですが、ついには姉本人に危害が及ぶようになった。



洗脳、束縛、監視、暴力、暴言。



もう母から話を聞くのも相談されるのも苦痛になり、母もあまり私に話さなくなったので詳細はわからないしもっと色んな事があったかもしれませんが。



聞いた中で覚えているのは




殴られて血が出て床に飛び散って汚いから早く掃除しろと言われたとか。


髪を引っ張られてすごい抜けたとか。


買い物も好きなようにゆっくりさせてくれないとか。


一人での外出は禁止とか。


お金の管理はなぜか良介さんがしているとか。




出て行けと言われ何度か子供を連れて逃げたりもしています。


無一文で出てきてお金がないので母のクレカで泊まらせた事もありました。



そういう割には言い過ぎた。悪かった。戻ってこい。と連絡が入る。



本当に何がしたいのか、何を考えているのかわからない。



唯一の拠り所が母だけとなった姉。



毎日のように電話がきていた。


私が実家に来てる時も何度もきていた。


母は画面を見る度ため息をついていたが決して見放さなかった。



地元に戻ろうかなと言っていた事もあったそうだが、良介さんが全て握っている今はどうする事も出来ない。



そんな話からもう何年も経っているし、もう子供達も随分大きくなった。



今はどうなっていてどう考えているかはわからない。



ただそういう男と今も一緒に居るという事実には変わりない。