人間を装った悪魔たち

あの時あの事がなかったら今頃はどうなっていたのだろう。 人は新しいものが好きで欲望深くて愛されたくて仕方ない生き物だということを改めて知った。

学生時代

本編に入る前に少し振り返りの話を。



私には少し年が離れた姉がいます。



姉の年代はとても荒れていて、姉も早くからグレ始めました。



姉は毎日のように友達と遊び呆けていたし、私はバイトの日々で顔を合わせなくなったし会話もほとんどしなくなった。




姉の事は友達とつるんでる時はツンケンしてたけど家族で居る時は普通だったので、嫌いではなかったけど特に好きでもないという感じだった。



でもファッションや使っている物などはマネしてみたり、ある意味憧れだったことは確かです。



そんな私たちが仲良くなりだしたのは高校生の頃。



頭が悪かった私が勉強に行き詰った時でした。


母が姉に時給払うから家庭教師をしてあげてという提案をして、お金が欲しい姉は即OK!



勉強を教えてもらったのをキッカケに話したりする事が多くなっていきました。



そして私の高校に当時姉が付き合ってた彼氏が居て、私がその弟と付き合っていました。




その事もあって一気に仲良くなりました。



夜な夜な姉の部屋に行っては恋バナをしたり、テスト前なら一緒に勉強会をしたりしていました。



そして姉が大学に進学しました。



地元からはかなり離れているため一人暮らしになり少し寂しい気持ちもあり



でもたまに家族で遊びに行ったり、帰省してきた時にはショッピングやカラオケに行ったりしました。



卒業後は地元で就職が決まった姉は戻ってきました。



そして地元の人と付き合い始め、すぐに同棲を開始。


そして結婚、出産。



第1子は本当に天使のようで、今まで味わった事のない気持ちになりました。



その頃私も専門学校に進学し地元を離れました。




そのまま就職もしました。




それでも忙しくても暇を見つけて帰っていました。



みんなでこの子の取り合いだったので、姉からしたら楽だったとは思いますが、寂しい気持ちもあったと思います。


(これが後にある問題と繋がっていくのですが・・・)